ビリルビンの役割は?
ビリルビンは、血液中の赤血球が分解された際に生成される色素で、生体機能を支える重要
な役割を果たしています。
ビリルビンの役割は次のとおりです。
便に色をつける
体内の酸化ストレスを軽減させる抗酸化物質として働く
肝臓や胆道の状態を調べる指標となる
ビリルビンの生成・排出の流れは次のとおりです。
古くなった赤血球が分解され、ヘモグロビン(血色素)がビリルビンに変化する
ビリルビンは血液によって肝臓に運ばれる
肝臓で処理されたビリルビンは胆汁に排出される
胆汁は十二指腸に送り出され、腸内細菌によって分解される
分解されたビリルビンはウロビリノーゲンとなり、ほとんどは便に混じって排泄される
ビリルビンが血液中に増加すると皮膚や白目が黄色くなる黄疸を引き起こします。黄疸の有
無は、血液検査で総ビリルビン(T-BIL)の値を測定することで確認できます。
0コメント