農業の未来と可能性
日本の農業は世界と比べると、生産力、運送力、小売力、全てにおいて弱い産業です。
我々の大規模が100haなら、アメリカは1000haそして、南アメリカは10000haです。
この世界は、遺伝子組み換え種子と除草剤と大規模な機械で世界農業は爆走中です。
しかし、世界の知的文化人たちは、遺伝子組み換え種子の問題、除草剤の問題、土壌破壊の
問題、環境汚染の問題に気がつきはじめてる。
世界はすぐにはオーガニック化できない。生産コスト問題、例えば、有機栽培米のコス
ト、一般栽培米と同じ面積で栽培すると2倍から10倍位のコストがかかる可能性がある。ここ
でなぜあいまいな表現をしたかというと、世界の農業経営者は、けして農業大学を卒業した
とか、オーガニックの研究所とつながりをもっていない。世界の農家は感覚的な有機栽培の
実践。結果、失敗、食味低下、収量低下、問題が山積です。
市場にはおいしくない有機野菜が大量に流通し、それを食べる人がオーガニックに対して
の期待低迷につながる。
感覚で有機栽培に挑む農家は、有機栽培を止めて、一般栽培へ戻ったり。有機栽培の学校
へ行った生徒達も多くは廃業したり、一般栽培への転換をする。これがオーガニック市場の
現状だ。
ここではあきらめきれない、この国は世界最高の職人の血が流れてる日本国。勤勉で海外
の技術をうまく取り入れて進化する。日本の自動車や電気製品は世界を驚かせた。iPhoneの
割れないガラスは日本が作ってる。江戸時代に栄えた職人文化は戦後の焼け野原から立ち上
がった遺伝子で繋がれてた、そして、令和の今、バブル崩壊後に日本の職人たちは消えた
が、我々の遺伝子には今もその血が流れてる。北海道から沖縄まで、我々はものつくりの歴
史を刻んできた。これらの人々は、必ず日本国内からオーガニック職人として姿を現すだろ
う。そして、この国の伝統文化を守り、また、世界の食品として、オーガニックの食品を売
りに出す農家がたくさん増えてくると思います。我々の国はもとより、商品を安価で生産が
できない国、ならば、徹底的に壊れないもの作りや体に寄与する食品生産に徹した方が日本
の未来は明るいと思います。
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